優秀な土地転がしかもしれない🐟海水魚初心者
おはこんばんわ。
今回はヤドカリについて書いてみたいと思います。
水槽で魚を飼育していく上で一番重要なのはと聞かれたら間違いなく水質だと答えます。
その水質が悪くなる要因のひとつとして、魚が天国行きしたまま水槽内に入っている事です。
気がついたら当然取り除くべきなのですが、魚の数が多いと、中々把握する事が難しい場合もあると思います。
魚の死骸を取り除く作業が遅くなればなるほど水槽内の水質は悪化していくと思って下さい。
その取り除くリスクを少しでも減らそうと思う人はヤドカリという生物兵器を投入すると良いかもしれません。
ヤドカリは死んだ魚を食べてくれるからです。
ヤドカリの行動は、水槽底や岩などをあちこちウロウロ歩いています。
魚は死んでしまうと底に沈んでしまうので、ヤドカリがいつの間にか遭遇して処理してくれますし、ヤドカリ自体雑食なので、餌も比較的なんでも食べてくれて助かります。
処理能力は当然ですが、ヤドカリの大きさに比例しますので、皆さんの水槽の大きさに応じて大きさを選びましょう
そしてヤドカリは次々に脱皮を繰り返して背中の貝を大きな貝に取り替えていきますので、代わりの貝を複数用意しておかないといけません。
何故複数なのかというと、もしヤドカリが気に入った貝がなかったら命取りだからです。ちゃんと次の貝が選べるよう貝は複数用意する事がヤドカリにはとても重要なのです。
本当に土地転がしみたいですよね。
ヤドカリは基本的に臆病なので危険を感じると背中の貝の中に隠れてしまいます。しかも貝に蓋までするのです。
器用ですよね?
ヤドカリが岩場の影に隠れてしまった生体の死骸などを見つけて処理してくれる事で水槽内の環境がとてもよくなりますよ。
ただしサンゴ水槽の場合は、サンゴにちょっかい出す場合もあるので物凄く邪魔ですが!
よってサンゴ水槽の場合にはヤドカリはNGでかもしれません。
ヤドカリは価格も安いし、生体自体10〜20年くらい生きますのでとてもリーズナブルなのですよ。
ヤドカリの飼育条件は海水魚飼育の条件が整っていれば何の問題もありません。
ただし注意点が2つあります。
まず一つ目は、水槽内の底には砂をひく事です。そうしないとヤドカリが滑ってしまい上手く移動出来ません。
二つ目は、冬場は特に気をつけないとヤドカリは寒さに弱いので、冬場の水槽内の温度管理はキチンと確認しましょう。
私はヤドカリは海水魚飼育する場合には必ず入れた方が良いという結論です。
リスクよりいい事の方が遥かに多いです。
それではまたバイなら!